後藤山古墳と倉谷石棺散策コース
"高度な技術が冴える県指定文化財"
法華口駅を出発して後藤山古墳を目指し、田原駅に戻ってくる約6kmのコースです。道中には倉谷石棺や天満神社などがあります。
総距離
6km
所要時間
1時間30分
このコースで訪れるスポット
コースルート
1法華口駅
スタート地点である法華口駅の駅舎内には、米粉パンのお店「駅舎工房モン・ファボリ」があります。後藤山古墳までの道中にはお店がほとんど無いので、こちらでおやつの準備を整えておくのもおススメです。それでは出発しましょう。
2下里川に架かる大坪橋
法華口駅から始まる道をまっすぐ国道372号線まで進み横断します。大型トラックも行き交うので十分に注意してください。少し左に行くと下里川まで続く畦道があります。川に突き当たったら左に進み、目の前の「大坪橋」を渡りましょう。渡ったら左折し、県道716号線の脇道を道なりに進んで行きます。
5キラキラ光るため池
次の十字路を左折し、ため池と田園に挟まれた道を通っていきます。池越しに見える山も見える、歩いていて気持ちのいい道です。池を過ぎ、住宅街の交差点まで出たら、横断して真っ直ぐに進みましょう。
7倉谷石棺
再び道なりに進み、倉谷公会堂の角を右に曲がります。畦道を上り右に入っていくと倉谷薬師堂に到着です。薬師堂に向かって左手には、倉谷石棺が並んでいます。詳細は不明ですが、これから向かう後藤山古墳から出土した可能性が指摘されています。
8後藤山古墳への入り口
公会堂まで戻り、もともと進んでいた道を直進します。突き当たりのT字路を右に曲がると、正面に畑があり、右側に民家があります。その間の畦道が後藤山古墳への入り口です。後藤山古墳の入り口は地図に明記がなく、標識も立っていないため詳しくご紹介していきます。
10家形石棺蓋石
民家の裏手を左に曲がると「家形石棺蓋石」が見えてきます。後藤山古墳は古墳時代終末期の7世紀後半に築造されたと考えられ、この石棺蓋石は奈良県飛鳥の菖蒲池古墳のものと似ているそうです。詳しい説明が近くに立てられた県指定文化財の標識に書かれています。
11後藤山古墳
後藤山古墳へ行くにはさらに奥に進み、イノシシ除けの柵を開けて中に入ります。少しだけ斜面を登ると後藤山古墳の開口部が現れます。古墳を後にされる際は、柵の閉め忘れにご注意を。来た道を再び公会堂まで戻り、今度は右折して県道716号線に出ます。左折してしばらく進むと、木々の先に天満神社の石段が見えてきます。
12天満神社
天満神社の石段を登るとまず本殿があり、本殿の横から裏手に回ると小さなお社が立ち並んでいます。素朴ながら雰囲気のある空間です。天満神社で参拝を終えたら、しばらくは道なりに進みます。田原交差点を横断してからも、さらに真っ直ぐです。
14地蔵石仏
交差点に着いたら横断し、目の前の集落へと入っていきます。まず薬師堂があり、次のY字路を左に入ったらしばらく直進です。段々と家が密集しはじめ迷路のようになってきます。カーブミラーのあるT字路で左折すると、石の祠に納められた地蔵石仏が姿を現します。
15庚申堂
元の道まで戻るか、もしくは迷路のように入り組んだ町を散策しながら集落の端まで行くと、庚申堂があります。これでこのコースの見所は全て見終わりました。ゴールの田原駅まで下里川のほとりを歩いて向かいましょう。