万願寺川散策と網引の寺院めぐりコース
"春は桜並木、秋は黄葉"
網引駅を出発して万願寺川沿いを散策し、網引の寺院を巡る約9kmのコースです。道中には文化財を多く有する清慶寺や、獅子舞奉納で有名な八幡神社などがあります。
総距離
9km
所要時間
2時間15分
このコースで訪れるスポット
コースルート
1大イチョウと網引駅
万願寺川の散策は網引駅から始まります。ホームを出て最初に目に飛び込んでくるのが、網引駅のシンボルである大イチョウです。秋はもちろんですが、青葉の頃にも清々しい美しさがあります。近くには戦時中、戦闘機「紫電改」の不時着により起きた「列車転覆事故殉難の碑」も建てられています。それでは出発しましょう。
2万願寺川岸から見える紙功神社
駅を出たら左に進み右折します。県道81号線に出たら左折し、万願寺川まで歩きます。橋の手前にある播磨中央自転車道を進むのもいいのですが、オススメしたいのは橋を渡り対岸を進むルートです。右折して万願寺川沿いを歩いていると、田園の向こうに神功神社の鳥居が見えてきます。この遠景がまず絵になります。
5清慶寺
神功神社を後にしたら再び川沿いの道を進みます。途中には桜並木のスポットもあります。新朝日橋を過ぎ、朝日橋まで来たら左折です。2つ目の十字路を通り過ぎた右側、住宅の間を抜ける細い道を入っていくと清慶寺に到着します。
6左 / 石造宝篋印塔
清慶寺の境内には県指定文化財に選ばれている「石造宝篋印塔」や「清慶寺板碑」、その他にも「南帝御首塚」といった文化財が豊富にあり、見どころの多い寺院です。保存状態も良いので、ぜひ細部まで観察してみてください。
8福性寺
次のスポットへは来た畦道を戻り、右折したらすぐに左に折れ、住宅の間の細い道を左前方へと向かうイメージでジグザグに抜けて行きます。4つ目の曲がり角を左に進み、次の角で左を見れば、坂の先に木で覆われた細い石段があります。そこが福性寺の入り口です。小さな境内ながら手入れの行き届いた庭があり、石仏が祀られています。
9妙見堂
福性寺前の坂を下りたら左に進み右折します。次の道を左に曲がったら、しばらくは道なりです。両側には葡萄畑が続きます。右側前方に墓地が見えたら、手前の坂を上り、突き当りを右に曲がると道沿いに妙見堂があります。手前に見えているのは「おばけ灯ろう」です。
10愛宕地蔵と岩ノ端地蔵
集落の間を抜け、下りのカーブが終わる辺り、十字路の右側にカーブミラーがあり、その背後に愛宕地蔵と岩ノ端地蔵が祀られています。お参りしたら来た道を横断し、雑木林の坂道を下っていきます。
15谷渡り
網引交差点を南下し、駐在所のある角で左に入ると八幡神社に到着します。3年に一度、秋祭りで五穀豊穣を祈念する獅子舞が奉納されることで有名です。クライマックスの演目「谷渡り」では、獅子が山形にした6mの梯子の上で舞い、狐の妖しさと合わさって異世界に踏み込んだような感覚を味わえます。
16河童封じのお地蔵さん
再び県道79号線に戻って北条鉄道の踏切を渡ります。橋の手前で右折して川沿いの道を進むと、2つ目の角の空き地に大きな河童封じのお地蔵さんが立っています。お参りをしたら線路沿いまで歩き、網引駅を目指しましょう。