"天然記念物、お葉付きイチョウと町を一望できるパノラマ展望"

このコースは全長が約12km。行程時間約3時間半。途中アップダウン等もあり少々ハードなハイキングコース。
このコースの基点となる北条鉄道は、古い駅舎やのどかな田園風景を楽しめるローカル線で、北条町駅の改札を抜けると加西市観光案内所があります。
地元に精通したスタッフからコースの紹介を受けたうえで、歩くと楽しみも増すかもしれません。

このコースの見所は、殿原町の山頂にあるお葉つきイチョウ。お葉つきイチョウは、通常実ることのない葉から銀杏が実るという大変貴重なイチョウの木のことで、兵庫県の天然記念物にも指定されています。
樹齢は、約300年、根回りは約6mにもなり、紅葉の時期（例年11月中旬～）には、イチョウの葉が一面に落葉し、まるで黄色いじゅうたんを敷き詰めたよう。例年、大イチョウの姿を一目見ようと多くのハイカーが訪れます。

また、もう一つ楽しんでいただきたいのがランドマーク展望台（通称：根日女の塔）から望む360°の展望です。その名の由来になった根日女が眠ると言われる玉丘古墳の全景はもちろん、天気がよければ明石海峡大橋や六甲山系がくっきりと見える市内でも指折りの展望台です。
その他にも、古くから宿場町として栄えた面影を残す町並みや古墳群など自然と歴史の魅力をバランスよく盛り込んだハイキングコースとなっています。