日吉神社

"約1300年前に建立"

太古の人々は山・木・岩などの自然そのものの中に「神様」を見出していました。日吉神社においても、例外ではなく鎌倉山を御神体山とし崇めています。その神様を里に迎え、約1300年前に近江国日吉社(現在の滋賀県大津市日吉大社)より御分霊をいただいたのが、現在の日吉神社であると言われています。 また、日吉神社の神使は「猿」です。神猿と書いて「まさる」と呼び、「魔が去る」または「勝る」の意で魔よけ等の神徳があるといわれています。本殿には、「眼猿(みざる)」「口猿(いわざる)」「耳猿(きかざる)」の珍しい彫刻がほどこされています。

日吉神社

所在地・住所兵庫県加西市池上町7番地
TEL 0790-45-1616(日吉神社社務所)
URLhttp://www.pure.ne.jp/~hiyoshi/index.htm

秋祭り

# 6基の神輿が練り出す勇壮な祭り

池上町の日吉神社は、滋賀県大津の日吉神社の御分霊を祭る一社です。

秋大祭には、甲乙和泉町、河内町、山田町、野上町、中富町、別府・都染町の6基の神輿が練り出す勇壮な祭りとして知られています。
通常秋祭りは、収穫を祈るものですが、日吉神社で神々の結婚から出産までを示すものといわれています。
つまり、6基の神輿の練る様は、秋の実り豊かな稲穂が揺れる様を示し、特に〝日吉の荒神輿〝と言われる威勢の良い総練りはお産の時の陣痛を表していると伝えられています。
また、この神輿に椎の枝葉で調整した御供を供える稚児は、一生安産・息災が約束されると信じられています。

開催時期毎年10月第二日曜日

お田植祭

# 五穀豊穣や子孫繁栄などを祈念

日吉神社の氏子による「お田植え祭」 この行事は五穀豊穣や子孫繁栄などを祈念し、赤米や紫米などの早苗を田植えして奉納するもので、県下でも稀な伝承行事のひとつです。 神田前に作られた拝殿で神事が行われたあと、太鼓の響くなか、絣の着物に菅笠の早乙女姿に扮した親子たちが田植えを行います。

開催時期6月中旬

日吉神社のマップ


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