加西市観光まちづくり協会
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潮の井

所在地:
兵庫県加西市鎮岩町

潮の井(ブツブツさん)の言い伝え
むかしむかし、国つくりのために大己貴命(おおなむちのみこと)(大国主の命)と少彦名命(すくなひこなのみこと)が、出雲の国からこの播磨の国へやってこられました。
 二人の命は大変ゆかいな神さんで、なかでも少彦名命は体が小さいが、知恵に満ちあふれた神でしたので、方々でとてもゆかいなことをされています。
 石の宝殿で名高い生石神社は、このお二人をお祀りしたものですが、二人がここを通られた時、土地の人たちがケンケンと石を切っているのを見て、おもしろがってその道具を借り受け、一夜のうちに作り上げたのが石の宝殿だと云うことです。
 さて、この二人のうち少彦名命は、大己貴命を播磨の国に残したまま、紀伊の国へ先に出かけることになりました。二人はたいへんな仲良しでしたので、別れをたいそうさびしく思われました。
「わたしが元気に暮らしている証拠に、熊野の浦から、毎日ここへ潮水を送りましょう」と、少彦名命が約束しました。紀伊の国についた少彦名命は、大己貴命をしのびながら、潮水を送りつづけたのです。
二人の心は、この潮水によってしっかりと通じ合っていたのです。この潮水が送られて来たのが「潮の井」で、今でもブツブツと水が湧き、朝夕には満干があると伝えられています。

 「潮の井」の水は神水としてあがめられ、北条町の住吉神社のお祭りは、まずお神輿にこの水を注いでお祓いをしたものです。今もお神輿をかつぐ人たちは、4月の第一土曜の早朝にこの「潮の井」に行き、水垢離を取ってこの水で身体を清めるのです。また、屋台をかつぐ人たちも「ブツブツ」の水を一升瓶に汲んで帰り、風呂の水に入れて身体を清めてから屋台をかついでいます。

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